前世療法について


1.退行催眠セラピーとは


 心理学では、現在の性格が子供時代の体験に大きく影響されていることが分かっています。大人になっても子供のころに受けたトラウマが、現在の思考や感情、行動に影響を及ぼすのです。


 人間関係の問題や仕事上のトラブル、自分を好きになれない、何をやってもうまくいかないなどの問題は、私たちの性格と関係していることが多いようです。


 ですから過去のトラウマを癒すことは、現在抱えている問題を解決するためにはとても重要なのです。心理療法の一つである退行催眠セラピーは、過去に意識を遡らせて傷ついた感情を癒します。そのことで現在の意識や行動が変化し、現在の性格の問題や悪習慣、人間関係、仕事上の問題などが改善されていきます。


 退行催眠セラピーは、一般的な心理カウンセリングではなかなか気づくことのできない、深い心の領域にあるトラウマが癒されるのが特徴です。



 2.前世療法(過去世退行)について


 退行催眠を行うと場合によってはクライアントの子供時代ではなく、さらに古い記憶である「過去世」の記憶が現れることがあります。過去世のトラウマは子供の頃のトラウマよりも深く現在の性格に影響しています。過去世を理解するには「生まれ変わり」の概念が必要です。



3.「生まれ変わり」の概念


  一般的に私たちは肉体を「自分」だと考えています。しかし「自分」の本質は肉体ではなく意識であり、肉体が滅んだ後も意識は不滅である。そして何度でも世界に新たな肉体を持って生まれて多くの人生を経験する、というのが「生まれ変わり」の概念です。


 このような思想は仏教やチベット密教、ヒンドゥー教などの東洋世界でみられますが、プラトンやピタゴラスなどの古代ギリシヤや一部のキリスト教派でも説かれており、東西に広くみられる思想です。



 4.過去世記憶の信憑性


 過去世の記憶については批判があることも事実です。例えば過去世の記憶は「虚偽記憶」であり、クライアントが催眠の中で物語を作り上げているというものです。
 確かに過去世の記憶を検証してみると、史実とつじつまの合わないことがあります。過去世として思い出した時代の年号や当時の生活習慣などが史実と合わないことがあるのです。


 しかしこれとは逆に、クライアントが知りえない古い時代の生活習慣や言語、外国語(真性異語)などが過去世記憶として語られることも事実です。他人が知りえない当時の家族の問題や事件や事故の詳細、失われた古い時代の言語などが語られるのです。過去世の記憶として語られた内容を調べてみると、まさに過去にそのような事実があったという事例が山のようにあります。


 それらの事例についてはヴァージニア大学精神科主任教授であったイアン・スティーブンソン博士の『前世を記憶する子供たち』に記載されています。またトロント大学医学部精神科教授であるジョエル・ホイットン博士も詳しく研究されています。また世界中でベストセラーになった『前世療法』の著者である精神科医のブライアン・ワイス博士の研究も参考になります。



 5.退行催眠セラピーの価値


 過去世の記憶の信憑性は興味深いことです。しかし重要なことは現在の人格の子供時代やあるいは過去世のトラウマを癒すことによって、そのネガティブな感情が解放されることです。そしてそのことで現在の感情や考え方が変化し、人間関係や仕事上のトラブルが改善され、生きがいなどが見つかり、あなたの人生がより穏やかで豊かになるという実利的な面にこのセラピーの意義があります。 退行催眠セラピーの価値はこの効果にあると言えるでしょう。



 6.QHHTセッションの効果


 QHHTセッションを受けた後に大きく人生が変化される方は珍しくありません。人間関係が改善されたり、病気が快方に向かったりしています。また人によっては過去世で見た外国に突然渡航することになったり、恋人ができたなどの報告も受けています。


 そのようなことから私たちの意識状態が現実の世界に大きく影響を与えていることが分かります。私たちが体験する世界は、私たちの意識が創造しているのです。あなたが苦しい現実を生きているとすれば、それはそのような現実を生み出すネガティブな意識が心の中にあります。それは子供の頃のトラウマが原因かもしれませんし、過去世にその原因があるかもしれません。


 QHHTはそのようなネガティブな現実を生んでいる感情に気づき解放させることで、より良い現実を創造することができるのです


ドロレス・キャノン女史について


 ドロレス・キャノン女史は、50年のキャリアを持つヒプノセラピストで、クォンタム・ヒーリング・ヒプノシス・セラピー(QHHT)の開発者です。 彼女は83歳まで現役でセッションを行い、また彼女のQHHTを学びたいと世界中から集まってくる学生に対してセミナーも開いていました。


 著書も多数ありますが、日本では残念ながら一冊しか邦訳されておらず、その本も絶版状態です。国際的に非常に有名なヒプノセラピストですが、日本でほとんど知られていないのはそのためでしょう。


 QHHTは瞬時にヒーリングが起こることで有名で、生前、彼女のセラピー・ルームでは毎日ミラクルが起きていました。その噂は世界中に広まり、ドロレスのセッションは予約が8年先まで埋まっていたそうです。


 残念ながら2014年10月18日に83歳で逝去されましたが、ドロレスの意志は世界中の多くのQHHTプラクティショナーに受け継がれています。

さらに詳しくQHHTとドロレスのことを知りたい方はドロレス・キャノンJAPANのサイトへどうぞ。